プロ野球の地球温暖化対策日本一は広島東洋カープ?!
オフィス冷暖房の温度調整、買い物バッグ、屋上緑化…。最近、地球温暖化対策を実行する企業や団体が増えてきている。環境問題への取り組みは、プロ野球にも広がってきた。
平日はほとんどの試合がナイターで行われるプロ野球。照明など、使用する電力は相当なものだ。過去10年間の平均試合時間を見ると3時間18分で、1試合あたりの消費電力は7181キロワットに及ぶ。これは、平均世帯の1年半以上の電力に相当する。
そこで、日本野球機構(NPB)は今シーズンから、「NPB2008GreenBaseballProject」と題し、試合時間を短縮して消費電力を抑え、CO2の排出量を削減することを目指している。
NPBは「攻守交代は全力疾走」、「投手は速やかにマウンドへ」などのSpeedUp11カ条を定め、イニング間の時間短縮を各球団に励行。さらに、攻守交代は2分15秒、投手交代がある場合は3分15秒というタイムリミットも設定している。違反した場合の罰則はないが、5月26日時点での12球団の1試合平均時間は3時間9分と、目標とする6%の短縮に3分及ばないものの過去10年間でもっとも短くなっている。
試合時間の短縮の他にも、ドーム内の冷暖房を控えたり、折れたバットを箸として再利用するなど球団ごとに独自の取り組みも行っている。国民的スポーツであるプロ野球が温暖化対策を実行することで、ファンに環境配慮の意識が根付く可能性もある。
ちなみに、5月26日現在でもっとも平均試合時間が短いのは広島東洋カープで、3時間1分。2位の北海道日本ハムファイターズに3分の差をつけている。16年間リーグ優勝なしと、12球団でもっとも優勝から遠ざかっているカープだが、環境対策レースでは首位を独走中だ。